2015年7月25日土曜日

3日目 ウィーン コンサート

宿に戻ってビールで一息。地元のビールを飲むのも旅の楽しみ。

 

気温が高いだけにあっという間にビールの温度が上がってきます。

 

朝作っていたサンドイッチは夜に回すことにして

買ってきたランプステーキを下ごしらえしてお昼はステーキにすることにしました。

腰痛で立っているのもきつくなっていても、料理を始めるとやる気が出てきます。



おつまみに出していたミックスナッツ、私が料理をしている間に殆ど食べられていた…(泣)

ステーキ肉に塩コショウを振って焼き最後にジュッとしょうゆを掛けて焼きました。

自炊が出来るとサラダもいつものように沢山食べられるし、

油っこくなく料理が出来るのでヘルシーです。

食後は夜のコンサートに備えてお昼寝。



ヨーロッパは天井が高くて広々とした開放感があっていいですね。

 

熱い空気をかき混ぜるような感じではありましたが、扇風機を調達してくれたことで

この宿に対する私の印象がかなりアップしました。



暑くて寝られないかと思いましたが少しは休めました。

再び町中へ向かいます。

世界で水道水が飲める国は15カ国とか13カ国とか書かれていますが、

オーストリアも水道水に関しては誇りを持っています。

写真にもありますが、「Viena Water」というのが時々見掛けられます。

ウィーンの水は、厳しい規制の元オーストリアアルプスの山々から

約36時間後には運ばれているそうです。

自分の持っているペットボトルにリフィルしている人、

頭からその水を掛けて涼をとる人と様々です。

オーストリア国会議事堂 Parlament
 
 

19世紀の皇帝フランツ ヨーゼフ I 世の時代に建てられたオーストリアの国会議事堂。

 

ウィーン市庁舎 (新市庁舎) Rathaus
ウィーン市庁舎前に立ち並ぶ屋台
スタンドバー
20を超えるインターナショナルな屋台
オーストリアの生ビール専門店
 

ウィーン市庁舎 (新市庁舎) Rathaus前では毎年フィルムフェスティバルが開かれます。

会場は市庁舎前の広場。クラシックコンサート、オペラ、オペレッタ、ダンスなど

多彩な映画が上映されます。しかも入場は無料。

スケジュールや上演内容を予め下調べして日程を組むといいですね。


座席は前の方がこのようなちょっとしたクッション性のあるシート、後方はフラットでした。

300㎡もの巨大スクリーン
背景はゴシック建築の荘厳な市庁舎。臨場感たっぷりの上演が楽しるそうです。

 

ドリンクを飲みながら鑑賞できる席もあります。早めに席取りが出来るのでしょうか。

何やら白いドレスのご一行さま。

ペーター教会 St. Peter's Church へ。コンサートの時間です。

入り口は教会の正面を向かって右側にある別の所。ちょっと分かりにくかったです。


階段を下りて地下へ。コンサート会場はこちらです。

暑い1日でしたが、地下に入ると過ごしやすい気温でした。

こじんまりとしたコンサート会場
ステージ
A,B席あり、安い方を申し出たら10€高いA席(本来39€)の席のチケットにしてくれた。
20:00-21:00の約1時間の演奏
モーツァルトのレクイエム、アイネ・クライネ・ナハトムジーク、ビバルディ の四季、

ベートーベンのロンド・ア・カプリッチョ(Rondo a capriccio)、

シューベルトの死と乙女(der tod und das madchen)、

バッハのG線上のアリア(air on the G string)など、

私のような素人でも一度は聞いたことのある曲目でした。

鑑賞当日にチケットも購入出来、気楽にカジュアルな洋服で行けたのも良かったです。


管弦楽のコンサートの後は同じ建物内であるペーター教会で開かれている

パイプオルガンの無料コンサートを聞きました。

時間が少しダブっていましたが教会内に入り、途中から聞くことが出来ました。


 

 

 

宿の最寄り駅に戻ってきたたのが21:55。

日本を出発する前から予め調べていたメルビッシュで開かれる湖上オペレッタは

あいにく天気が悪くなってきていたので行くのを断念しました。

場所が遠いのとオペレッタ終了の時間が遅く、戻ってくるのも大変だったと思います。



ある古い映画を先日見た際、オペレッタが出ていたのを見たのですが、

そこに出ていた観客の方々は皆正装でした。
(何の映画だったかな?また思い出したら書き足します。)

カジュアルな服で行けるコンサートでよかったです。

3日目 ウィーン市内観光

オーストリア土産の定番と言えるモーツァルト・クーゲル Mozartkugel(Kugelはボール)。

ウィーンの大手菓子メーカー、Heindlのショップ
モーツァルトの顔がプリントされた丸い包みに入ったチョコレート菓子で、

ザルツブルクの菓子メーカーのフュルスト社による手作業によるオリジナルをはじめ、

数社の菓子メーカーが似たようなパッケージで販売しています。

私がスーパーや免税店で見た限りでも5社以上。どれも同じように見えてきました。

丸いチョコレートの中にはグリーンのピスタチオマジパンが入っているのが特徴です。

 シュテファン大聖堂 St. Stephen's Cathedral
大聖堂内を見学(無料)。塔の一部は改修工事中でした。


シュテファン大聖堂の急こう配の屋根にあるモザイクの瓦には

オーストリア・ハンガリー帝国の双頭の鷲、ウィーン市とオーストリアの紋章が描かれています。

ペスト記念柱 Pestsäule
ペストの感染でウィーンでも10万人以上の死者が出たそうです。

ペストの終結を神に感謝し、当時の皇帝レオポルド1世の命により建てられた記念柱です。

ペーター教会 St. Peter's Church

音楽の都ウィーンで体験したかったのがクラシックコンサートの鑑賞。

ウィーンの町中を歩いていると、何度となくコンサートチケット売りの人に声を掛けられます。


ペーター教会にて開かれるクラシックコンサートのチケットを購入しました。

その日の夜に開かれるコンサートですが、簡単に入手出来ました。

演奏される曲目は有名なものばかりなので素人向けです。

ペーター教会の天井画
ウィーンの王室ご用達のケーキ店「カフェ・デメル DEMEL」店内

王宮前に店舗を構えるカフェ・デメルのザッハトルテ。

トルテをめぐる本家「ホテルザッハー」と王宮御用達「カフェ・デメル」の7年に及ぶ戦い、

ガイドブックにも詳しく載っていましたが、興味深いものです。

ザッハトルテの食べ比べをしたかったのですが、お腹がもたれていたため断念しました。


長期保存出来るお菓子なのでお土産に買って帰ることも出来ますが、

デメルは北は北海道、南は大分まで日本にも進出しているのでザッハーより身近に感じます。

王宮広場前
腰痛を抱えながらここまでやって来たのですが夜のコンサートに備え一旦宿に戻ります。


3日目 本場でウィンナーコーヒーとザッハトルテ

シェーンブルン宮殿を後にウィーン市内のホテルザッハーへ。


ホテルザッハーというとザッハトルテが有名。
ホテルザッハーの1階がカフェ。
場所はウィーン国立歌劇場のすぐ向かい。

朝早くから営業し、深夜まで営業しているので、旅の土産話に朝食代わりに食べるもよし、

歌劇を楽しんだ後に一服つくもよし、非常に便利な場所にあります。

イギリスの老舗デパート、ハロッズを思わせるテディベア。
メニュー表左ページの一番上に書かれたオリジナルザッハトルテ。
上から2つ目のダブルエスプレッソとWiener Melangeメランジェを注文。
落ち着きのある店内
カフェ文化が発達しているウィーンでウィンナーコーヒーを。
小さな銀色のトレーに、コーヒーとお水と砂糖がのせられて提供されることが多いそうですが、

こちらホテルザッハーは銀色のトレーはありませんでした。

コーヒーの上のホイップクリームは甘くないので好みで砂糖を加えていただきます。

お水は日本で提供される「お冷(おひや)」とは違い、コーヒーとセットで出されます。

コーヒーを飲んだ後に飲むと、コーヒーの味と香りをいっそう引き立てるとか、

コーヒーの味を調整する為に出されたり、最後まできれいに飲み切る為に使う、

など諸説色々あるそうです。

水が貴重なヨーロッパでは珍しいサービスです。

二人でザッハトルテをシェアして食べました。
長期保存出来るように作られた伝統スイーツ、ザッハトルテ。

やはり甘いです。甘くないホイップクリームと一緒に食べると美味しいです。


他のテーブルでも私達と同じく一つのザッハトルテをシェアして食べ、

それぞれのコーヒーを堪能している観光客がいました。

会計はテーブルにて。チップを足してテーブルに置きお店を出ました。